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構造設計法
プレキャストRC版舗装の構造設計
プレキャストRC版舗装は便宜上通常のコンクリート舗装の設計法(舗装設計便覧/(社)日本道路協会)を準用しており、プレキャストRC版舗装固有の設計法が無かったため、当該構造の特長が十分に生かしきれていなかった。
今回、プレキャストRC版舗装固有の構造設計法確立に向け、理論的解析法の有効性や妥当性を検証するべく、実路においてプレキャストRC舗装版に発生する荷重・温度応力を測定、構造設計プログラムを開発した。
プレキャストRC版舗装の構造設計法の最大特徴は、コンクリート版下面の疲労と、その疲労破壊が生じた後の鉄筋の疲労の2段階を考えることにある。下の図のようにプレキャストRC版底面にひび割れが発生するまでの期間をT1(ステージ1)、プレキャストRC版底面にひび割れが発生した後、鉄筋が疲労破壊するまでの期間をT2(ステージ2)とすれば、プレキャストRC版舗装の全設計期間TはT=T1+T2となる。
■プレキャストRC版舗装の設計寿命